“エストニア“という国をご存知だろうか。フィンランドとバルト海を挟んだ南側に位置するバルト三国のひとつで、かつてソ連の一部だったこともあって北欧の洗練さとロシアのクラッシックさを混ぜたような雰囲気が漂う国だ。
九州ほどの小さい国でありながら、オンラインサービスが国内全域に行き渡った”電子国家”の顔を持つ興味深い国である。
エストニアの都市の中でも、中世ヨーロッパの美しい街並みを残したエストニアの首都タリンは”バルトの窓“と呼ばれ北欧諸国から人々が行き交う港町になっている。
まるで絵本の中にいるような雰囲気を持つタリン歴史地区 / Image: Adobe Stock
街全体が世界遺産に登録されるなど、その風情溢れるタリンの歴史地区は他のヨーロッパ都市とは一味違った雰囲気が特徴的。今回はそんな中世ヨーロッパの街並みが美しいタリンで、私が実際に訪れて特に気に入った“Oma Asi Design”という雑貨屋さんを紹介する。
“Oma Asi Design” はタリン歴史地区への玄関口の一つであるヴィル門のすぐ近くに店を構えるアートショップだ。
旧市街の入り口にお店を構える Oma Asi Design / Image: Facebook
エストニア語で「私の物」という意味を持つ”Oma Asi”。店内には、地元エストニアのアーティストがデザインした北欧スタイルの雑貨・小物を数多く取り揃えている。
店内にはたくさんのアート雑貨が並ぶ / Image: Facebok
店内はそれほど広くなく、客が8人でもいればだいぶ混雑するようなこじんまりとしたお店だ。
タリン歴史地区には”中世ヨーロッパの雰囲気”を売りにしたギフトショップが多い中、北欧の洗練された、そしてオリジナリティー溢れる商品を多く取り扱っており、ここでしか見つけられないアイテムが多いのが私のお気に入りポイントだ。
Image: Instagram
私が Oma Asi で特にオススメしたいのが「ピアス」である。店内には壁一面にオリジナルデザインのピアスがずらりと陳列されている。
色味や形のバリエーションが豊富で、女性へのおみやげにはぴったりだ。
ピアス以外にも、日用雑貨やインテリアとしても使えそうなアイテムもおすすめしたい。どれも個性的なアイデアが洗練された北欧スタイルと融合されていて、店内を見て回るだけでも様々なインスピレーションを受けることができる。
店内に陳列された枠にはまらない独創的なアイテムも個性が光ってて、見ていて飽きない。
北欧旅行でシンプルな北欧デザインを見飽きてしまったら、エストニアに足を運んで、少しお口直しにスパイスの効いたデザインに触れるのも良いかもしれない。
タリンへはフィンランド・ヘルシンキから飛行機やフェリーで日帰りでも訪れることができる。ヘルシンキに訪れた際には、他の北欧諸国と一味違ったエストニアに訪れてみるのはいかがだろうか。
SHOP INFO
Oma Asi Design
Viru 21, 10148 Tallinn, Estonia