皆さんは冷蔵庫に内蔵されている「自動製氷機」を掃除したことがありますか。
冷蔵庫で製氷機の給水タンクにカビが発生していたのをキッカケに、製氷機専用の洗浄剤を試しに買ってみることに。この記事では、購入した自動製氷機専用の洗浄剤の使い方や、実際に使ってみた感想をまとめていく。
・成分が「クエン酸」と「梅果汁抽出物」のみだから安心
・洗浄だけでなく除菌もできる
・ 洗浄剤を入れて放置するだけで製氷機の中まで手軽に掃除できる
洗浄剤を買ったワケ
今回「自動製氷機の洗浄剤」を購入した理由は、半年ほど使っていた冷蔵庫の製氷機内にカビが発生していたからだ。正直、たった半年使っただけで、しかも冷え切った冷蔵庫の中でカビが発生していたことに驚いた。
製氷機の給水タンクで発生していたカビ
写真を見ると、製氷機の給水タンクの水が少し残っているのが分かる。実は、給水タンクに入れた水が完全に吸い取られることなく少し残ったままになっていたのだ。この状態で長期間放置していたのがカビ発生の原因だったようだ。
り、まず初めに給水タンクの各パーツを分解して食器用洗剤で洗うことにした。スポンジで洗ってみたところ、給水タンクに付着していたカビは綺麗に取り除くことができた。
見た目は綺麗になったものの、カビの生えていた水に触れていた部品や浄水フィルターにはぬめりが感じられた。給水タンクに付着していたカビそのものは取り除くことができたようだが、カビが生えていた水が製氷機の内部に浸透していたのは明らかだった。
何か製氷機の内部まで掃除できる良いアイデアはないかと探していたところ、「自動製氷機の洗浄剤」を見つけた。
木村石鹸の「自動製氷機の洗浄剤」
今回購入したのは、創業90年以上の歴史を持つ老舗石鹸メーカー「木村石鹸」が販売する「自動製氷機の洗浄剤」という商品。日用品にありがちな「ごちゃごちゃしたパッケージ」とは真逆のシンプルでミニマルなパッケージデザインに惹かれた。
「洗浄剤」と聞くと化学薬品を想像する方も多いと思うが、本商品の成分は口にしても害のない「クエン酸」と「梅果汁抽出物」のみでできている。
クエン酸は食品添加物の一種で、よく重曹と共に掃除用途でも使用されているので聞き馴染みがあるだろう。また「梅」は、お弁当などの殺菌・防腐対策としても使われていることも多い。
得体の知れない化学薬品が入っていないので、誰でも安心して使用することができそうだ。
「自動製氷機の洗浄剤」の使い方
ステップ1:製氷機内の水・氷・浄水フィルターを取り除く
まずは製氷機の給水タンクに残った水を捨て、給水タンクを水洗い(もしくは食器用洗剤で洗浄)する。給水タンクに浄水フィルターが取り付けられている場合は、洗浄が終わるまで外しておこう。冷凍庫のトレイに残っている氷があれば、こちらも忘れずに捨てておく。
ステップ2:「自動製氷機の洗浄剤」と水を入れて製氷する
準備が整ったら、よく振った「自動製氷機の洗浄剤」200ml(ボトル1本)と水道水400mlを製氷機の給水タンクへ入れる。白いパッケージから出てくる液体の色にちょっとびっくりする。
洗浄液は淡いピンク色をしていて、酸っぱい匂いがする
ステップ3:出来上がったピンク色の氷を捨てて水洗いする
洗浄剤を入れた水で製氷が終わるまで待つ。出来上がった氷は洗浄剤の淡いピンク色をしている。この氷は製氷機中の汚れが混ざっているので、破棄してしまおう。ピンク色の氷を取り除いたら、給水タンクと氷を受けるトレイをそれぞれ水洗いして綺麗にする。
ステップ4:水道水で無色の氷ができるまで製氷する
次に、製氷機内に残った洗浄剤を水洗いするために、ピンク色の氷ができなくなるまで水道水で製氷しよう。今回は、1回目の製氷(水道水)で氷のピンク色は無くなったので、次のステップ5に進んだ。
1回目の製氷(水道水)でできた氷はほとんど無色だった
ステップ5:残った水や氷を捨てて、洗浄完了!
水道水での製氷でピンク色の氷ができなくなったら、製氷機に残った水や氷を捨てる。外しておいた浄水フィルターを設置するのを忘れずに。これにて洗浄は完了だ。
まとめ
実際に「自動製氷機の洗浄剤」を使ってみた感想としては、初めに洗浄液を給水タンクへ入れる時に少し手こずったものの、製氷している間は何もする必要がなかったので、大きな手間もなく楽に洗浄を終えることができた。
製氷機の中がどのくらい汚れていたのか、今回の洗浄でどのくらい綺麗にすることができたのかを目で見て確かめることはできないが、専用の洗浄剤で洗うことができたので、また安心して製氷された氷を口にすることができそうだ。
アイテムだった。定期的に使用することで製氷機を清潔に保つことができそうだ。