旅行の目的は人によって異なると思うが、私の場合「絶景・雑貨・体験」といった要素が大半を占めている。それこそ学生時代の旅行は「絶景をカメラに収める事」を第一目的として行き先なんかを決めたりしていたが、今ではもっぱらその地での雑貨探しが旅の重要項目にランクインしている。
私がロンドンを初めて訪れたのは2019年の末、年越しをロンドンで迎えた時になる。以前なら、ロンドンブリッジの写真を、ビッグ・ベンの写真を、となっていたであろうが、今回は違っていた。
3日間の滞在で友人に提案した観光地は、
○「人気の骨董市 ポートベローマーケット」
○「お洒落な雑貨店が並ぶアーケード ブリクストンヴィレッジ」
などストリートマーケットが主で、その他の行程はほとんど友人に任せた。
そして、提案した中でも絶対に外せないスポットがあり、それが
「ロンドンで人気の現代美術館 テート・モダン」
であった。
地下フロアも含めて展示エリアがとても広いテート・モダン/ Image: Instagram
以前、フィンランドのヘルシンキにある近代美術館 Amos Rex で見つけた丸いサイコロについて記事を書いた事があるが、そこでも触れたように私は近現代美術館のギフトショップが大好きである。(モダンアートの美術館自体が好きなわけではない)
普通こういった類の美術館には、ミュージアム自体のグッズを扱うギフトショップに加えて、美術館のスタイルにあった雑貨を取り寄せたギフトショップがあることが多いが、テートモダンには後者(私の目的でもある場所)が複数あり胸が踊った。
美術品やアーティストがデザインしたであろう家具や小物を取り扱う店もあり、ショップの規模や系統は様々だったが、その中でも本・雑貨・おもちゃを取り扱うショップがフロアの割合を占めているようだった。
今回、テートモダンでは絵本を買うと決めていた。これは、前日訪れた大英博物館(大英博物館もまた有名すぎるくらいの人気観光地だ)のギフトショップにて、「イギリスの雑貨はあまり自分好みではないが、美術館にはイラストが可愛い本が多い」と感じていたからだ。
絵本の中でもいくつか選択肢があった中で、今回私がロンドン土産として選んだのは“The Big Book of Everything You Need to Get the Job Done“という本だ。
本の内容はストーリーを持った物語ではなく、どちらかというと教材や図鑑に近いような本である。
日常で使用する英単語の勉強に活用できそうな内容だ
本の中にはタイトルにあるように、様々な職業が業務で使うであろう道具が可愛いタッチのイラストでびっしりと描かれている。小さな子供にとっては、あらゆる仕事道具の名前を覚えられると同時に、仕事の内容をイメージできるというわけだ。
ニューヨークとロンドンにオフィスを持つPrestel Juniorという出版社の本で、本自体はAmazonでも見つけることができた。気になる人はチェックしてみると良い。<Amazonの商品ページを見る>
インテリア用の本を新品で購入するのは初めてのことだったが、とても気に入っている。我が家では以前紹介した那須の雑貨屋さん「生活雑貨 Flange」にて購入した壁掛け用のブックスタンドで飾ってある
那須にある白い外観が目印の生活雑貨 Flange (フランジ)。「生活」雑貨の名前に相応しいアイデア満載の木工雑貨が、隣…
3日間のロンドン滞在中、テートモダン以外にも上にあげたマーケットで雑貨を探してみたが、私のコレクションに入選したのはこの絵本だけだった。
購入には至らなかったものの、グリニッジ天文台のギフトショップやグリニッジマーケット周辺の雑貨屋さんは、ロンドンの中心地とは少し違った洗練された雑貨屋さんが多かった印象がある。興味のある方はテートモダンと併せて訪れてみてはいかがだろうか。
SHOP INFO
Tate Modern
Bankside, London SE1 9TG British Kingdom
休: 12/24-26
入場料: 無料